[レビュー]Steinberg UR22 オーディオインターフェイス

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オーディオインターフェイスSteinberg UR22についてレビューします。Amazonのランキングでも上位に上がっている人気のオーディオインターフェイスみたいです。

はじめに

DTM関連の雑誌や書籍に目を通すと、とりあえずオーディオインターフェイスが必要〜、みたいな感じで書かれていて、オーディインターフェイスはDTMを始めるならあって当然!のような雰囲気にありますが、私は必ずしも必要とは思ってません。どちらかと言えば、ある程度仮曲が作れるようになってから購入してもいいんじゃないか?とも思います。

しかし、最初からマイクやギター、シンセなどを通して本気の録音を行う場合は別で、最初からそこそこのクオリティーのオーディオインターフェイスがないと、購入後に録り直しで差し替えるなんて事になってしまいます。
音を録るモチベーションも湧かないと思いますし。

低価格で高音質なオーディオインターフェイスということで、SteinbergのUR22はよくできていると思います。

SteinbergとYamahaが共同開発したそうで、低価格機にも関わらず、24bit192kHzのスペックでレコーディングすることができます。恐らく、一時期世界を席巻し業界スタジオで定番になったYamahaのデジタルミキサーの技術が盛り込まれているのだろうと予想されます。

また、販売元がSterinbergなので、バンドルソフトとしてCubaseAIがついてきます。最初からDTMソフトはCubeseを中核に据えようと考えている人には、これだけである程度のことが出来てしまうので、非常にありがたいバンドル構成だと思います。

UR22のInputOutput周り

Steinberg UR22 フロント

Steinberg UR22 背面

インプットアウトプット関係は、MIDI IN/OUTが一個づつ、Audioインプットが2個、フォーン端子が1個、ラインアウトがLR1個づつあります。最低限必要なIN/OUT数なので、特に困ることはないと思います。

マイク用にもD-PREプリアンプが備わっており、ちょっとしたボーカル録りにも使えそうです。LEDでPEAK値も分かるようになっているので、必要十分かと思います。

一点気をつけなければならないのは、iPadに対応していないらしく、Lightning-USB カメラアダプタで接続しても、iPadで使うことはできないようです。下位機種のUR12は対応しているので、その点が残念に思います。

UR22のサイズや重量など

重さが998gでMacBookAir並み、横幅が通常のラックマウントサイズの半分ぐらいのサイズなので、持ち運びにも便利そうです。練習スタジオに楽器と一緒に持ち運んでそのままサクっと録音できるのではと思います。

軽量でコンパクトな機材でよくありがちなのが、軽量さのあまり、机や台などから落下させてしまう危険があります。そのあたりは、ケーブルの長さや機材の配置などを工夫する必要があるかもしれません。

U22の外観、取り回しなど

Steinberg UR22 使用イメージ

外観は鉄ですが、薄いので、やはり落下には気をつける必要があります。また、つまみ類の並びはInput周りが正面左側、Output周りが正面右側にあり、常時接続するようなUSB端子、MIDI、ラインアウトは背面にあり、十分機能的な配置になっていて、初心者でも迷う事がない分かりやすい並びになっていると思います。

電源もUSBケーブルから取るようになっているので、ACアダプターに邪魔されることがない点も、取り回しを容易にして使い勝手の向上に貢献していると思います。

また、このあたりはUR22が安価なので致し方ない部分でもあると思うのですが、ツマミ類がプラスチックでできているため、手荒く取り扱うと折れてしまうことがあるかもしれません。

Steinberg UR22の総評

24bit192kHzのオーディオインターフェイスがソフト付きで2万円以下で買えるようになるとは、すごい時代になったものだとしみじみ思います。

スタジオ、プロレベルの音質にこだわる場合、オーディオインターフェイスの価格に影響する要素は、主にアナログInOutの品質やDSPのチップなどになるので、ちょっとしたオーディオオタクの世界に近いものがありますが、必要十分な音質で、インターフェイスがよく考えられていて、しかも取り回しの良さそうなUR22は、初心者以外の方にとっても、即戦力の優秀なオーディオインターフェイスだと思います。

Steinberg 2×2 USB 2.0 オーディオインターフェース UR22

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