AkaiProから発売中のMPD226をレビューしてみたいと思います。iPadに接続するパッド系DTM機器ということで、まずはAKAI製品は外せません!というわけで、今回はMPD226にしました。
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MPD226、伝統の4×4の16パッド
AKAI、というよりもすっかり業界スタンダードになってしまった感のある正方形の16パッドですが、MPD226ではNATIVE Instruments Maschineのように、パッドにバックライトが備わっています。ライブハウスなど、暗い場所でも有効かと思います。
パッドの叩き心地(硬さ/柔らかさ)は好みが分かれると思いますが、私はMPC系の固めの方が好きです。ドラムの感じを再現するには、ある程度の硬さがポイントではと思います。MPD226は固めのパッドのようです。
フェーダーが備わったMPD226
MPD226には、それぞれ4つのアサイン可能なフェーダとコントロール・ノブが備わっています。ドラム専門で使用する想定なので、フェーダーは4つもあれば十分かと思います。
3つのコントロールバンクを切り替えることで、計64のサウンドと36のMIDI情報をコントロールできるそうですが、そこまで必要だろうか?とも思います。
MPD226はドライバインストールなしで動作
最近のDTMデバイスは便利なもので、MPD226はドライバーをインストールすることなく動作するそうです。Windows/MacだけでなくiPadもいけるようです。
接続には、いつものApple Camera Connection Kitが必要です。
アップル Lightning – USBカメラアダプタ MD821ZM/A
十分すぎるソフトウェアと音源
MPD226には、定番のAbleton Live LiteとAKAI専用ソフトAKAI MPC Essentialsが付属されます。また、ドラム音源「Big Bang Cinematic Percussion」とSONiVOX「Big Bang Universal Drums」も付属します。15Gバイトものドラム音源があるとのことですが、果たして全部使いこなせるのか?疑問になるぐらい、充実していると思います。インターフェイスは、Appleのガレージバンドのようなデザインになっているので、操作に戸惑うことはなさそうです。
MPD226の重量とまとめ
重さが1.3kgということで、A4ノートブックと同じぐらいの重さです。iPadと合わせて持ち運ぶとなると、ギリギリなんとかいけるぐらいかと思います。サイズはカフェで使うにはちょうどかと思います。
最近のAKAI製品は、昔のMPCやSシリーズのサンプラーみたいな実験機器のようではなくなってしまい、PioneerのCDJのようなDJギアのようなデザインが主流です。
昔、AKAIのサンプラーの無骨なデザインに憧れていた頃を思い出すと寂しい感じもありますが、MPD226のようなパッドが自宅に置いてあると、部屋のオブジェとして、それはそれでおしゃれ?インテリアとしてアリなのでは?とも思います。