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DTM機材系マガジン雑誌一覧 2016年8月

DTM機材系の雑誌をまとめて紹介します(毎月25日頃更新)。



サウンド&レコーディング・マガジン 2016年9月号


6年ぶりのソロ・アルバムで魅せる、オトナの濃密なマシン・ミュージック!

■巻頭インタビュー

石野卓球

電気グルーヴのトラック・メイカー、石野卓球が8月3日にリリースする6年ぶりのソロ作『LUNATIQUE』は、アルバム単位で“音楽”と対峙する悦びを思い起こさせてくれるような作品だ。テクノ/ハウス/ダブの旨味を重心の低いサウンドに凝縮し、125BPMを中心としたテンポ感で、フロアにもリスニングにも対応する極上のインスト・ダンス・ミュージックを10曲収録。大きな展開は無いため、劇薬に慣れた耳だと最初は物足りなく感じるかもしれないが、繰り返し聴くことでジワジワと来る絶妙なグルーブと、消えては現れる温かみあるシンセ・フレーズの心地良さはまさに職人技。耳当たりの良いスモーキーな高域も相まって、何度も聴き直したくなるアルバムに仕上がっている。

本号では、そんな石野をプライベート・スタジオでキャッチ。ミックスを手掛けた得能直也氏のコメントとともにお送りしよう。また特別企画として、石野のサウンドについて4人のクリエイターに話を聞いてみた。石野の制作面での右腕であり、本作にも参加している牛尾憲輔(agraph)をはじめ、盟友・スチャダラパーのSHINCO、石野と深い交流を持つSUGIURUMN、若手の櫻木大悟(D.A.N.)といった面々による、同じクリエイター目線でのコメントは必見だ。

特集

“達人”はコンプをこうかけている!

数あるエフェクトの中でも“使いこなすのが最も難しい”とされるのがコンプレッサー。スレッショルドやレシオ、アタック・タイムなど各パラメーターの働きは分かっていても、実際にほかのパートと混ぜた際にカッコ良くかけるのは難しいものです。

今回は音圧アップを目的にするのではなく、“グルーブや音質を変えるエフェクト”としてのコンプレッサーにフォーカス。生バンドのマルチ素材をプラグイン・コンプで処理することで、アンサンブルの中で各パートを“カッコ良く”聴かせるためのテクニックを音源連動で解説します。講師は大橋トリオ、星野源などの諸作でグルーブ感あふれるミックスを披露してきた早乙女正雄氏。本特集から、より実践的なコンプの使用法を学んでいただければ幸いです。

特別企画

国内外23名の著名エンジニアが参加!
愛用プラグイン・リミッターを教えてください

おおよそDAWを使っている人であれば必ずお世話になっているプラグイン・リミッター。“コンプ/EQはアナログに限る!”というエンジニアの中でも、“リミッターだけはきっちり音が止まるデジタル/プラグイン……”という方は多いものです。プラグインによって音色の変化が大きいこともあり、音像全体にかかわる要所だけに、各エンジニアは新製品の情報を常に探っていると聞きます。

そこで今回はその情報を総ざらえするような一大アンケートを実施! 海外の著名エンジニアも含め、計23名にプラグイン・リミッターの魅力を語っていただきます。効き味や操作法についても聞いているので、“2ミックスの最終段でどうもイメージ通りにならない……”という方は、ぜひ参考にしてください。

◎参加エンジニア:50音順

奥田泰次 / 葛西敏彦 / 木村健太郎 / クリス・ゲーリンジャー / グレゴリ・ジェルメン / ジョン・デイヴィス / SUI / スチュワート・ホークス / 砂原良徳 / デイヴ・ペンサド / デヴィッド・レンチ / D.O.I. / トニー・マセラティ / トム・コイン / トム・ロード=アルジ / ニラジ・カジャンチ / フィル・タン / 益子樹 / 松本靖雄 / 三好敏彦 / 森元浩二. / リッチ・コスティ / 渡辺省二郎

SPECIAL INTERVIEW

DEAN FUJIOKA

CrossTalk 林憲一×中山佳敬

海外エンジニアの“シグネチャー・プラグイン”はプロの現場でどれだけ使えるのか?

海外の著名エンジニアさながらのサウンドが手にできるシグネチャー・プラグイン。幾つかのエフェクトを組み合わせた複雑な効果や、それをすぐに実現できるシンプルな操作系などが特徴となっている。今回は、そのシグネチャー・プラグインの中から“ボーカルに向けた現行モデル”をピックアップ。EVENTIDE T-VerbとWAVESの7モデルの計8つを2名の敏腕エンジニアに試していただきながら、プロの現場における有用性を説いてもらった。

■SPECIAL REPORT

俺のモジュラー・シンセ【特別編】

昨今のモジュラー・シンセの盛り上がり……というフレーズも一段落し、実際に楽曲制作に取り入れたり、モジュラー・シンセのみでパフォーマンスをするミュージシャンも増えてきたように思う。2013年より開催されているモジュラー・シンセの祭典、“東京モジュラーフェスティバル”も年々規模を拡大しており、本年は6月10~12日に開催され、大盛況のうちに幕を閉じた。ここでは、『俺のモジュラー・シンセ』(本誌2014年8月~2015年4月号で連載)の特別編として、この祭典の2日目に登場したアーティスト4名のモジュラー・シンセを本人のコメントとともに紹介していこう。

■コンサート見聞録①

back number@幕張メッセ

■コンサート見聞録②

SEKAI NO OWARI@さいたまスーパーアリーナ

■Production Report

デフトーンズ『ゴア』

■音楽クリエイターのためのイメージ・トレーニング! by 中脇雅裕

【ゲスト】真鍋大度 ~時代を切り開くメディア・アーティストの脳内

■behind the scene~映像を音で彩る作曲家たち

森英治

■Report

■NEW PRODUCTS

(DTMNAVIコメント)
今号のサンレコは濃い!巻頭に石野卓球!6年ぶりのソロ新作『LUNATIQUE』も気になりますが、個人的には、プライベートスタジオの機材構成に注目かと思います。

ほか、幾つになってもうまくいかないコンプレッサーの特集や、あまり聞きなれない言葉のシグネチャープラグイン特集、最近、DTM界隈でホットなジャンルの一つ、モジュラーシンセ「俺のモジュラー・シンセ」特集も注目です。MoogのMother-32がほしい!

サウンド&レコーディング・マガジン 2016年9月号


DTMマガジン2016年10月号


今月はありません。

バックナンバー




サウンド・デザイナー2016年9月号


今月のイチ押し特集 “ピコピコ”ゲーム音楽の世界

J-POPをチップチューンに変身させよう

【課題曲】きゃりーぱみゅぱみゅ「にんじゃりばんばん」、秦 基博「ひまわりの約束」
ゲスト:除村武志(YMCK)、サカモト教授、ヒゲドライバー

子供から大人までを夢中にさせるゲームの魅力は、音楽を抜きに語ることはできません。ゲーム音楽には多種多様なものがありますが、80年代から90年代のゲームで鳴っていた「ピコピコしたサウンド」は、唯一無二の存在感を持ち、ゲームファンから音楽ファンまで多くの人を魅了しています。そんな名作ゲームの音楽がどのように生まれたのかを紐解きつつ、“ピコピコ”ゲーム音楽の要素を曲に取り入れる方法をガイドしましょう。

特集1:楽譜不要 ギタリストのためのピアノ&オルガン打ち込み教室

世の中に流通しているポップス/ロックの多くは、「ボーカル、ギター、ドラム、ベース、キーボード」という5種類のパートで演奏されています。宅録をしている場合、これらのパートを自分で作るわけですが、ギタリストがつまずきがちなのが「キーボード」の入れ方です。何となく入れてしまうと、ギターの美味しいフレーズをジャマしてしまうこともあるでしょう。そんな問題を解決し、ギターとうまく共存できるキーボードの打ち込み方を紹介しましょう。

特集2:プロエンジニアがじっくり試聴
音楽制作にベストなモニターヘッドホン11選
プロのプライベートスタジオを公開

ヘッドホンは、録音やミックス、リスニングなどの様々な用途で使用する重要なアイテムで、自宅で大きな音でスピーカーを鳴らせない人にとって強い味方です。この特集では注目モデルを11本厳選して、それぞれの音質や装着感をプロにチェックしてもらいました。

プロのプライベートスタジオを公開

ゲスト:草野よしひろ

注目製品

(DTMNAVIコメント)
なんとサウンドデザイナーでも電子音特集!DTMマガジンのお株を奪うような記事になっています。ギターリストの鍵盤打ち込み特集!なんと実践的なんでしょうか。
突き詰めると「オーディオ沼」のように奥が深い、至極のヘッドフォン特集もあります。

サウンド・デザイナー 2016年 09月号



DiGiRECO vol.181



■特集:エフェクト・ボードに入るアンプ/プリアンプ for guitar/bass guitar

(DTMNAVIコメント)
空気感をガラッと変えたい時や個性を出したい時に使える小型アンプ・プリアンプの特集です。エフェクターの類としては気になるジャンルではありますが、あまり重要視されていないように思います。なかなか渋いところをついているようで、今月のDiGiRECOは手元にとってチェックしてみたいと思います。

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