DTM機材系の雑誌をまとめて紹介します(毎月25日頃更新)。
サウンド&レコーディング・マガジン 2017年4月号
- 出版社:株式会社リットーミュージック
- 発売日:2月25日(土)
- 価格:900円(税込)
「DJ」「人生初シンセ」「YMO」「創作活動」……最高峰クリエイター2人の初対談!
■巻頭対談
テイ・トウワ×石野卓球【電気グルーヴ】
ディー・ライトとしてNYでメジャー・デビューを果たし、1990年代初頭のハウス・シーン興隆をけん引。日本に戻ってからも意欲的にソロ活動やプロデュースを行い、高橋幸宏率いるMETAFIVEの一員としても辣腕(らつわん)を振るうテイ・トウワ。一方、ピエール瀧らとともに電気グルーヴで1991年にメジャー・デビューし、常識にとらわれないテクノ・バンドとしてJポップ・シーンで独自の地位を確立。エレクトロニック・ミュージックの可能性を追求したソロ作品も発表し続けている石野卓球。ともに、30年近くにわたって音楽/アートの最前線に立ち、そんな彼らを本誌も常に追いかけてきた。今月の巻頭企画はサンレコの歴史を作ってきたと言っても過言ではない、このレジェンド2人の対談をセッティング。2人の出会いはもちろんクリエイター/DJとして大成するまでの道のり、そして現在の音楽活動における本音へと迫っていく。
■特集
空間/質感/グルーブを自在に操る
ディレイ中上級メソッドどんなDAWにも必ず標準プラグインとして存在している定番エフェクト、ディレイ。一方で、プラグインがDAWのテンポに同期してくれる昨今では、“ディレイ・タイム=音符にシンク”以外の使い方ができていないという初級者も多いようです。この特集では、ミックスで効果的に使えるディレイのワザをエンジニアが紹介。“音を繰り返す”だけのシンプルなエフェクトで、空間や音の質感、グルーブまでを操る技術を体得してください。
■特別企画①
少しの音楽理論ですぐ使える!
「ジャジーな響き」導入テク楽曲制作の際に、“いつも同じコードを使ってしまう”“ジャジーなコードを使いたいけど分からない”といった悩みを持っている人もいるでしょう。その解決策の一つに、いわゆるテンションを使う方法があります。しかし、それには音楽理論を知っていなくてはいけない=難しいというイメージを持っている人も多いはず。ここでは、そんな悩めるクリエイターに向け、少しの音楽理論を活用するだけで、手軽かつ効率的にジャジーな要素を取り入れる方法を指南します。講師には、ジャズを基調に活躍するキーボーディスト/トラックメイカーのKan Sanoを迎え、自身の経験からより実践的な導入テクニックを提示してもらいました。各項目には、Kan自身によるデモ演奏音源も用意したので、それらを参考にしながら、楽曲に“ジャジーな響き”を導入してみてください。
■特別企画②
さらなる進化を遂げたUAD-2プラグイン対応オーディオI/O
Apollo Twin MKIIの全容UAD-2システムとオーディオ・インターフェースを統合し、精度の高いプラグインのかけ録りまで実現した小型オーディオ・インターフェースUNIVERSAL AUDIO Apollo Twin。2014年の発表以来、クリエイターを中心に人気を博してきた同機だが、去る1月の“The NAMM Show 2017”にて、次世代モデルとなるApollo Twin MKIIが発表された。本稿ではアップデートのポイントや開発者インタビューとともに、TeddyLoid/麗(the GazettE)/ゴンドウトモヒコによるインプレッションを紹介していこう。
■CrossTalk 寺田康彦 × 佐藤純之介
ヘッドフォン・モニターを一変させる“オープン型モデル”という選択肢
アーティスト/エンジニアを問わず、オープン型ヘッドフォンには熱烈なファン層が存在する。そして彼らが本誌のインタビューなどで語る魅力として、“スピーカーのような聴こえ方”や“疲れにくさ”などが共通しているのだが、モデルごとにはどのような特徴があるのだろう? 今回は、手に取りやすくプロユースにも向く3~10万円の音楽制作用オープン型ヘッドフォンを対象に、エンジニア&クリエイターによる対談を実施。プライベート・スタジオで制作に励んでいる向きには、ぜひとも目を通してほしい。
- AKG K712 Pro
- AKG Q701
- AUDIO-TECHNICA ATH-R70X
- BEYERDYNAMIC DT 1990 Pro
- FOSTEX TH500RP
- SHURE SRH1840
- SHURE SRH1440
- SENNHEISER HD599
- SENNHEISER HD650
- ULTRASONE Pro2900I
■behind the scene~映像を音で彩る作曲家たち
TOMISIRO
映画やドラマ、CM、アニメなど、映像作品を音で彩る作曲家の音楽人生に迫る本連載。今回登場いただくのは掛川陽介氏(写真左)と本澤尚之氏(同右)の2人から成る音楽制作ユニットTOMISIRO。それぞれが音楽家として活動しながら結成されたユニットで、当初はJポップアーティストの楽曲やCM音楽を多く手掛けていた。その後、『ケロロ軍曹』の音楽を担当したことで、徐々に映像音楽への参加が増え、これまでに、『マクロス⊿』『輪廻のラグランジェ』『鬼灯の冷徹』などを担当。ここでは、ユニットならではの音楽制作に迫るため、本澤氏のプライベート・スタジオにて話を聞いた。
■PEOPLE
- 電気グルーヴ
- やくしまるえつこ
- ジェフ・ミルズ
- ブンブンサテライツ
- THE BAWDIES
- 原摩利彦
- Hello Sleepwalkers
- ネオン・バニー
■REPORT
- The 2017 NAMM show
- 音響設備ファイル P’s STUDIO azabudai A/R THREE
- 音響設備ファイル ザ・シンフォニーホール
- GENELECの革新的なモニタリング技術 SAMシステムの有用性
- さまざまな現場で信頼を集めるデジタル卓 YAMAHA TFシリーズ
- MACKIE. Axisの現場 ANNA☆S
- 現場で真価を発揮するBOSE F1 System 映像センター
- 音楽制作のための“原音忠実”を貫くACOUSTIC REVIVEケーブル 山田ノブマサ
- ライブ・スペース訪問 池袋CANOPUS
■NEW PRODUCTS
- PREVIEW
- RME ADI-2 Pro
- QSC TouchMix-30 Pro
- ICON Platform M
- SPITFIRE AUDIO Albion V Tundra
- GRACE DESIGN M108
- KLARK TEKNIK 1176-KT
- GROVE HILL AUDIO Liverpool
- HEDD Type 05/Type 07
- TAGO STUDIO T3-01
- AKG C7
(DTMNAVIコメント)
テイトウワと石野卓球、これまでこの組み合わせはなかったような感じがします。中身も濃いトークのようなので楽しみです。電気GROOVEの新アルバムがGarageBand一本でできてる、ってのは狙ってるのか何なのかよくわかりませんが衝撃でした。機材よりもセンスなのはよく分かってるのですが、私には耳が痛いです。。。
また、ジャジーな響きを加える特集やディレイの活用テクなど、サンレコもサウンドデザイナーを意識し始めているのでは?と思いました。
以前レビューでも取り上げたApollo Twinの上位版Apollo Twin MKII特集ほか、オープン型ヘッドフォンのレビューも興味深いです。
今月はお休みです。
サウンド・デザイナー2017年3月号
- 出版社:有限会社サウンド・デザイナー
- 発売日:2017年2月9日(木)
- 価格:864円(税込)
■巻頭インタビュー:MAMI[SCANDAL]
自宅スタジオを独占公開
今や誰もが認める日本を代表するロックバンドになったSCANDALが、結成10周年を記念して2枚組のベストアルバム『SCANDAL』を2月15日にリリースする。国内だけでなく、海外でも支持を集めている彼女達の楽曲の魅力に迫るべく、CUBASEを使って音楽制作をしているギタリストのMAMIに、曲作りの手法やベストアルバムに収録された自身の楽曲の制作エピソードなどを語ってもらった。
今月のイチオシ特集:ビギナーでも簡単にできる!
プロ御用達「MIXの7つのツボ」(音源あり)深沼元昭[PLAGUES]、ミヤ[MUCC]、ヒゲドライバーという3人のプロミュージシャンがミックスのポイントを伝授
- AKB48の作・編曲家、あらケン氏が教えるミックスの7つのツボ
- ミックスで重宝するサードパーティ製プラグインカタログ
■製品&ノウハウ特集:曲のアレンジお助けマシン
製品&ノウハウ特集:曲のアレンジお助けマシン
今売れてる“小型シンセ”試奏レポート現在J-POP/J-ROCKの人気バンドの楽曲は、ほぼ必ずと言っていいほどポップなシンセ音色を使ってサウンドを華やかに彩っています。そんなアレンジを取り入れるのに最適な、コルグmonologue、ローランドJD-Xi、ヤマハreface CSという小型シンセ3モデルの試奏レポートをお伝えすると共に、人気曲の音作りの仕方も徹底紹介します。また、フレーズの作り方なども解説しているので、ぜひ皆さんも今からシンセを徹底活用してみてください。
【試奏モデル】コルグmonologue/ローランドJD-Xi/ヤマハreface CS
■プロのプライベートスタジオを公開
深沼元昭[PLAGUES]
■特選ミュージシャン
- 水曜日のカンパネラ
- スキマスイッチ
- MUCC
- 大橋トリオ
- ねごと
- 一之瀬ユウ
- majiko
■注目製品特集:宅録向きモデルをエンジニアが診断
ミックスに最適なモニタースピーカー7選
注目製品特集:宅録向きモデルをエンジニアが診断今月号の第1特集ではミックスを取り上げていますが、ミックスの作業で不可欠なアイテムがモニタースピーカーです。「そろそろスピーカーを手に入れたい」、あるいは「いいスピーカーに買い換えたい」という人のために、編集部が厳選した7モデルの試聴レポートをお届けします。自分に合うモデルを手に入れて、作品のクオリティを今よりもグンとアップしましょう!
【試奏したモデル】
- イヴ・オーディオSC204
- ESi uniK 05
- ジェネレック8020CPM
- フォーカル・プロフェッショナルCMS 40
- ヘッドオーディオType 07
- JBL LSR305
- ヤマハHS5
■宅録アイテムとことん調査隊
- ロジャー・メイヤー
- 456 Microphone Pre-Amplifier
- ヤマハHPH-MT5W
- ローランドGO:MIXER
- IKマルチメディアiRig Nano Amp
■注目製品
- サムソン・オーディオ
- ユニバーサル・オーディオApollo Twin MKII
特集1:9名のプロがやさしく基本から指導
作曲が楽しくできる宅録教室今月のイチ押し特集
作曲が楽しくできる宅録教室オリジナル曲を作りたいと思っているあなた、自分のギターフレーズを録音してみたいというキミ! そういう望みや夢を叶えてくれる素敵な方法、それが「DTM(デスク・トップ・ミュージック)/宅録」です。この特集では作曲や打ち込み、録音、ミックスなどを第一線で活躍している9人のプロ達がやさしく指導してくれます。さあ、皆さんもこの特集を呼んでDTM/宅録を始めてみませんか?
- 【ホームルーム】元祖DAW女の小南千明が宅録の楽しさを語る
- 妄想キャリブレーションが作曲に初挑戦!(講師:JUVENILE)
- 【1時限目】ドラムとベースの打ち込み(講師:Sugar’s Campaign)
- 【2時限目】作曲(講師:KAY)
- 【3時限目】ギタ−録音/基本編(講師:オダクラユウ)
- 【特別授業】ギタ−録音/応用編(講師:ゆよゆっぺ)
- 【4時限目】ボーカル録音(講師:飛澤正人)
- 【ホームルーム】ダイナミックマイク試奏
- 【5時限目】ミックス(講師:40mP)
- 【6時限目】音楽配信(講師:みきとP)
- 機材の接続法
特集2:2016年の注目宅録アイテムがこの1冊で丸わかり
100機種超! 完全試奏レビューこの特集では、全110機種のDTM関連アイテムの試奏レポートを一挙に掲載します。すべてのレポートは、プロのミュージシャンやエンジニア、テクニカルライターがチェックをしており、レコーディング現場などでの使用を前提とした本格的な視点で書かれています。年末年始の機材探しのお供に、ぜひご活用ください。
- [特選注目モデル]
- エレクトロンAnalog Heat/Analog Drive
- ポジティブ・グリッドBIAS Rack
- ネクター・テクノロジーImpact LX49+
- オトマシンBAM
- ズームQ2n
- [試奏した製品カテゴリー]
- DAWソフト
- オーディオインターフェイス
- マイク
- モニタースピーカー
- ヘッドホン/イヤホン
- アンプ/アンプシミュレーター
- エフェクター
- アウトボード
- シンセ/ソフト音源
- コントローラー
- 電子ドラム
- ケーブル
- PAシステム/ワイヤレスシステム/照明
プロのプライベートスタジオを公開
阪井一生(flumpool)
特選ミュージシャン
- OGRE YOU ASSHOLE
- For Tracy Hyde
- 雷門プロジェクト
- 冨田ラボ
注目製品
ユニバーサル・オーディオApolloシリーズ
DAW EXPRESS
CUBASE PRO 8.5
- AKB48 竹内美宥の宅録ミユジック日記
- 多田慎也のDEMOゼミ
(読者の皆さんのデモにプロがアドバイス!)
- 宅録あるあるTALK&たくろくガールズ(byノッツ)
- NEW DISC REVIEW
- News&Information
- Music Tools
(DTMNAVIコメント)
今月のサウンドデザイナーはSCANDALのMAMIちゃんとか、私からすれば超絶下の世代なのですが、若手ミュージシャンがどんな機材を使って曲作りをしているのか興味あります。水曜日のカンパネラとか大橋トリオも気になります。
ミュージシャンのインタビューに加え、小型シンセやモニタースピーカーの特集もあり、サウンドデザイナーはアマチュアミュージシャンにとって実用性が高いいい雑誌だ、と思います。
そして、サウンドデザイナーでもApollo Twin MKIIの製品レビューがあり、ワンランク上のレコーディング環境を構築するにはやはり要注目かと思います。
DiGiRECO vol.189
- 出版社:MUSIC NETWORK CORPORATION
- 号数:vol.189
- 発売日:2月10日(金)
- 価格:0円(全国約1,950箇所の楽器店、リハーサル・スタジオ、ライブハウス、音楽教室、音楽専門学校、大学などで配布)
巻頭特集「マイキングでサウンドが変わる!リハスタで録る 初めてのドラム・レコーディング」連動動画、公開中!
DAWソフトやオーディオ・インターフェイスなどの高品質なレコーディング機器が安価で手に入れられる昨今、自分たちでレコーディングを行う「セルフ・レコーディング」に興味を持っているバンドマンは多いと思いますが、「マイクを立てるのは難しそうだし、専門知識もないし…」と躊躇してしまいがちなのも事実です。
しかし、いくつかのポイントを押さえれば、リハーサル・スタジオの設備だけで十分なクオリティーのレコーディングが行えるのです。
今回は、特に難しいと思われがちなドラムのレコーディングに焦点を当てて、どのようにマイクを立てると、サウンドがどのように変化するのかを検証してみました。本誌と併せて、実際のサウンドの変化を聴きながら参考にしてみてください。
(DTMNAVIコメント)
私はリハスタでバンド練習はよくやっているのですが、ドラムにマイクをどんな角度で立ててレコーディングをするとか、いつもギターアンプとエフェクターとマイクのハウリング対策で手一杯&めんどくさい派なので勉強します!
ちゃんとレコーディングできれば、打ち込みよりもクオリティ高い音が出せると思います。