【実機レビュー:音あり】エピフォンコリーナフライングVにBare Knuckle(ベアナックル) Pickups The Mule(ミュール)を装着。ヒスコレ比較

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Bare Knuckle The Mule エピフォンフライングV

以前購入したBare Knuckle(ベアナックル) Pickups The Mule(ミュール)をエピフォンのフライングVに装着してみました。

The MuleはヴィンテージPAFタイプのハムバッカーで、ハムバッカーながら綺麗な音に定評があります。

格安のフライングVでも高級ピックアップの実力が出せるのか、レスポールと比較してみました。

以前、リンディーフレーリンのピックアップをストラトに搭載して音が良くなったので、今回も期待が高まります。

Bare Knuckle The Mule概要

Bare Knuckle The Muleはイギリスで販売されているピックアップで、GibsonヴィンテージPAFが意識されて作られています。

Bare Knuckle The Mule pickup

ハムバッカーらしいクリーントーンからハイゲインサウンドでもしっかりとした輪郭と分離感、抜けてくるサウンドが特徴だそうです。

また、Bare Knuckle The Muleは帯域の倍音が豊かなので、音が籠ることはないそうです。

Bare Knuckleの本家Youtubeの紹介より、音の雰囲気を掴むことができます。

3分30秒ぐらいのライブ演奏がいい感じです。

抵抗値は
Neck: 7.4k
Bridge: 8.4k
と抑え目で、磁石はアルニコⅣです。アルニコⅣはフラットな音質特性が特徴で、ビンテージ傾向のピックアップによく使われるそうです。

ちなみに、The Muleと似たビンテージタイプのGibson製ピックアップ57 CLASSICは

抵抗値が
Neck、Bridgeとも7.5k
磁石はアルニコⅡです。

The Muleとは傾向は似ているものの、多少異なります。

57 CLASSIC pickupをレスポールに搭載

Bare Knuckle The Muleの由来?購入方法など

「The Mule」の名前はおそらくクリント・イーストウッドの映画「運び屋」から取られているのでしょうか。私は観たことがないので詳しくはわかりません。

購入方法は以前ご紹介した通り簡単で、ネットからでも個人輸入できます。

不安な方は、最近サウンドハウスでも取り扱い始めたようなので、そちらの利用もありかと思います。

Epiphone Korina FlyingVとコリーナ

Epiphone Korina FlyingVは、エピフォン製のフライングVで、1958年の仕様に沿って作られたモデルです。

元々、クラシックな風合いのフライングVを一度手にしてみたかったのと、比較的安価ながらコリーナという木材が使われている、ということで中古でゲットしてみました。

エピフォン フライングV 58

しかしながら安いには訳があり、ネットの情報によると、エピフォンのフライングVで使われているコリーナは、材木の上からコリーナ材が貼られたものとの事。

私の手に入れたフライングVは、カラーリングのせいか目立つような継ぎ目はなさそうなので気付きにくいです。

エピフォン フライングV 側面

しかし、ボナマッサシグネチャーのフライングVも上から木材を貼り付けているそうなので、エピフォンが発売しているフライングVは全部貼りコリーナだろうと思います。

エピフォン フライングV ネック裏

コリーナについて

コリーナという木材については各種Webサイトで語られていますが、元々ギブソンがマホガニー材の代用木材として使われたのが始まりで、軽いのが特徴だそうです。

エピフォン フライングV 側面2

明るく音の抜けに定評があるそうで、ギター界隈ではレア感が煽られている雰囲気がありますが、そこまでのものなのか?と個人的に思います。

ただ、ギターが軽いのは大きなメリットです。

エピフォン フライングVを改造

エピフォンのフライングVには、Bare Knuckle The Muleを素で搭載しています。配線は特に変えていません。

コンデンサーはビンテージのブラックビューティーのロシア製クローンか何かに交換しています。コンデンサーは抵抗値を正確に揃えるのがポイントだと思います。

エピフォン フライングV 搭載コンデンサー

また、ピックアップの音にこだわりたいので、あえてノイズ処理も行っていません。

エピフォン フライングV 表

ペグはチューニングの狂いが苦手なので、ゴトーのマグナムロックを搭載しています。激しくチョーキングしても狂いにくく感じます。

エピフォン フライングVにゴトーペグを搭載

ブリッジもゴトーの製品で、ギブソン製を意識して作られたそうです。

エピフォン フライングVにゴトーブリッジを搭載

このブリッジに変えた理由は、音にこだわるというより、チューニングの安定化を狙っています。

また、フライングVは座って弾きづらいので以前ご紹介したように、スタインバーガーのレッグレストをネジ留めしています。

エピフォン フライングVにスタインバーガーのフットレストを装着
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Bare Knuckle The Muleを搭載したエピフォン フライングVの音

The Muleを搭載したエピフォン フライングVとマーシャルアンプ

そんな改造を施したフライングVを録音した音がこちらです。

録音環境は、RME BabyfacePro、マイクはAUDIX i5です。

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アンプは真空管マーシャル、エフェクターにMXR Microamp+を挟んでいます。

MXR Microamp+は音にハリ・コシ・ツヤが出るので気に入ってます。

編集はノイズ加工なしでノーマライズとフェードアウトのみ行っています。ピッキングノイズが強く、聞き取りづらいところがあるかもしれません。

エピフォン フライングVの音

クリーン ネック

クリーン ミドル

クリーン ブリッジ

リフ ネック

リフ ミドル

リフ ブリッジ

ソロ ネック

ソロ ミドル

ソロ ブリッジ

ヒスコレレスポールの音

クリーン ネック

クリーン ミドル

クリーン ブリッジ

リフ ネック

リフ ミドル

リフ ブリッジ

ソロ ネック

ソロ ミドル

ソロ ブリッジ

Bare Knuckle The Muleを搭載したエピフォンフライングVの音 感想

フライングVとレスポールを比較して、どちらも低出力のピックアップが搭載されているということよりも、ギターに使われている木材や形状の違いによる影響が大きいのでは、と思いました。

フライングVはギターの重量のせいか、音も軽いです。正直なところ、これがコリーナ材の特徴なのかどうかわかりません。

エピフォン フライングV 裏面

また、The Muleの特徴である、リアは「抜け感」「派手さ」、フロントは「まろやかさ」があるように思います。特にクリーントーンで雰囲気が感じられます。

以前、ギブソンの57 CLASSICピックアップをレスポールに装着していたのですが、The Muleのフロントは、57 CLASSICよりも粘りが少なく、音が潰れない印象があります。

リアはトレブルが強めな印象なのですが、チリチリ感はあまり感じません。「程よく角が取れている」と言った感じでしょうか。The Muleが手巻きのピックアップということも影響しているのかもしれません。

ちなみに、レスポールに搭載されているピックアップは、ヒスコレ特製のカスタムバッカーで、カスタムバッカーと57 CLASSICでは同じギブソン製でも音の傾向がかなり変わります。

Bare Knuckle The Muleまとめ

エピフォン フライングVにThe Muleを搭載した写真

Bare Knuckle The Muleをレビューしてみましたが、エピフォンのコリーナフライングVという少々特殊なギターに搭載してるとはいえ、The Muleピックアップの特徴は感じられました。ライブやスタジオでも使ってみたいです。

また、マホガニーのレスポールに搭載してみると、The Muleの個性がもっと感じられるんじゃないかと思います。エピフォン製のフライングVとThe Muleとはしばらく付き合ってみようと思います。

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