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【困った2024】DTMのモチベーションが沸かない件。

DTMのモチベーションが沸かない件
どうもお久しぶりです。DTMNAVIです。更新が滞っていました。

DTMに取り組む時のモチベーションが沸かない場合、どうしてますか?
私の2023年はYoutubeにギター動画を1本アップぐらいの活動でした。最新機材も全くチェックしていません。サンレコも読まなくなりました。

最近はどうもDTMをやるモチベーションが湧いてきません。

DTMをやるモチベーションがなぜ起こらないか、自己分析してみようと思います。

Contents

アーティストの訃報が多すぎてモチベーションが沸かない

2023年はアーティストが多く亡くなりました。
亡くなったアーティスト一覧

高橋幸宏さん(享年70)
燕真由美さん(享年62)
鮎川誠さん(享年74)
恒岡章さん(享年51)
岡田徹さん(享年73) 
黒田隼之介さん(享年34)
黒崎真音さん(享年35)
西村香景(かけい)さん(享年61)
坂本龍一さん(享年71)
akiさん(享年52)
谷村新司さん(享年74)
もんたよしのりさん(享年72)
犬塚弘さん(享年94)
BUCK−TICK櫻井敦司さん(享年57)
HEATH(ヒース)さん(享年55歳)
大橋純子さん(享年73)
KANさん(享年61)
チバユウスケさん(享年55)
八代亜紀さん(享年73歳)

多くのアーティストに哀悼の意を表します。
私の場合はやはりYMOのお二人、坂本龍一さんと高橋幸宏さん、特に高橋幸宏さんの死がショックでした。キャリアを積み重ねてからも新しいことに貪欲にチャレンジしていく姿勢に影響を受けていました。

2023年はアーティストの訃報が多すぎて、気が滅入ってしまいました。

死因は不摂生もあるかもしれませんが、ボーカリストの場合は急激な血圧上昇が影響しているのでしょうか。

いわゆる大御所のライブは、機会があるうちに早めに行くことをおすすめしたいです。

特に、シンガー・ボーカリストは唯一無二ですし、ステージ演出も芸術性・オリジナル性が高く、いつか見れなくなってしまうかもしれません。「推せるうちに推せ」です。

魅力的なDTM機材が見当たらないのでモチベーションが沸かない

よく言えば充実、悪く言えばマンネリ、でしょうか。昨今のDTM界隈機材は充実しています。

これまのDTM、特に1990年代から2000年代は

ラック型サンプラーからMPCなどドラムマシン系サンプラーの登場
PCMシンセからモデリングシンセ
アナログシンセの復活
レコードターンテーブルからCDJの普及

さらに

NATIVE INSTRUMENTS MASCHINEなどPCとパッド系の連携
Abelton LiveのPUSH
ボカロ

といった流れで進化を続けてきましたが、最近は心がときめくようなDTM機材が登場しにくいのかもしれません。

DTM機材の低価格化でモチベーションが沸かない?

DTM系機材が進化するとともに、低価格化も進みました。

シンセの黎明期の超大昔、冨田勲さんがMOOGを輸入してきたように、かつてはレアで高価な機材を導入できるかどうか、それをどう使うか、で音楽性・作家性が生まれ、差別化ポイントになっていたと思うのですが、最近は機材の低価格化でオリジナリティを出すのが難しいのかもしれません。

と言ってしまうと、TR-808、TR-909、TB-303を使ってできたデトロイトテクノはどうなんだ、機材の工夫(対話?)が足りないんじゃないか、アイデアが枯渇しているだけなのでは?とも思ってしまいます。

PCスペックの向上とソフトシンセの本格化でモチベーションが沸かない

魅力的なDTM機材が登場しにくくなってきている理由として、PCスペックの向上とソフト化が挙げられるのかもしれません。

VSTプラグインが登場した頃は、ソフトシンセを数チャンネル鳴らすだけで、Cubaseが固まってましたが、今では何チャンネルも再生できますし、MacならLogicでなくてもガレバンで追い込めばいけるし、それっぽい音楽はiPhoneだけでできてしまいます(頑張れば)。

ノートPCにオーディオインターフェイスとソフトシンセとMIDIコントローラーがあれば、ハイクオリティの楽曲が出来上がるような時代になりました。

最近私が驚いたのは、NEURAL DSPのMesa Boogie Mark IIC+ Suiteでして、オーディオインターフェイスにギターを繋いでモニターから鳴らした時の音がとても良かったです。

昔のギターシミュレーターではちょっと考えられないような音でした。いつかは自宅にメサブギーのデュアルレクチアンプを積むのが夢でしたが、もういらないな、と思いました。

シンセメーカーもソフト化してしまったのでモチベーションが沸かない

そんなわけで、DTM系機材はソフト化する時代になり、有名シンセメーカーもソフト化、サブスク化に力を入れています。

KORG Collection
Roland Cloud

です。いつの間にかKORGのProphecyがソフト化しているのには驚きました。音もいいし、ハードよりもさらに出来る事が増えています。

90年代は、秋葉原のソフマップやラオックス楽器館のセールに通い、「バイトで金を貯めて、いつかは憧れの機材をゲットしてやる」と掘り出し物を見つけたり、と熱かったのですが、今はありません。

そんな過去の経験を踏まえると、モチベーションが沸かない理由かもしれません。

何かのインタビューで、DJ KOOさんが、機材の本物の音を知らない人のために過去のハードシンセをコレクションしているみたいな話を聞いたことがあり、懐古主義に走るのもそれもどうなんだろうな?と思います。

あと、過去のシンセがソフト化、シミュレートされることで、見た目の派手さや、ビジュアルエフェクトばかり強調されて、実際の音のクオリティはどうなのか、若干不信感もあったりします。

AIの登場でモチベーションが沸かない?

ベタな話ですが、PCの性能向上とDTM系機材の何でもソフト化に続いて、AIが本格化してきました。

私も何度か試しましたが、適当にキーワードを入れると、なんとなくそれっぽい曲が出来上がります。

もはやオリジナリティは不要では?わざわざ自分で作らなくてもいいのでは?と困ってしまいます。

集中力がもたないのでモチベーションが沸かない

いわゆる「老化」かもしれません。

なんとなくPCを立ち上げた後、10分ぐらいでリズムとベースラインを組んでそこで止まってしまうことが多いです。

そこから思考錯誤するのが楽しいはずなのですが、「めんどくさい」が先にきてしまいます。

パラメーターをいじるのが億劫で、Youtubeなど他のことに気が散ってしまいます(ギタリストの鈴木さんすごいとか思います)。

ギターの場合、マルチエフェクターもプリセットを選んで、納得いくまで設定を追い込むようなことをしなくなりました。

「この音がほしい」という探究心が弱くなったのか、解像度が低く、ぼやけているのかもしれません。

2024年、DTMとどう向き合っていくか

とりとめのない話をだらだらとしてみましたが、単純に精神的に滅入ってるだけかもしれません。

モチベーションを上げるには、自分を掻き立てる何か「軸」みたいなものがあればいいのですが、それが薄れている場合は、何か小さい報酬を用意して、ちょっとした成功を日々積み重ねていくといいらしいです。

DTMの報酬が何か?といえば、YoutubeやSNSに寄せられるコメントやいいね、コンペで楽曲が採用される、などでしょうか。そもそもDTMは孤独でモチベーションを保つのが難しい趣味なのかもしれません。

あと、これは若い頃は思ったこともなかったのですが、新しい音楽を掘るにもエネルギーが必要みたいです。今の私は、新しい音楽を受け入れる感度が弱まっていたり、経験値が邪魔をして、なんとなく結果が予想できてしまって、なんとなく理解している「風」になっているのかもしれません。

あんな曲はどうやったらできるのか。この音はどうやったらできるのか。マスタリングはどうすればうまくいくのか。など、昔はよくわからなかったので、探究心が冴えていたのかもしれません。

とりあえず身近にできることから取り組もう、ということで
手持ちの機材のメンテナンス
から2024年は取り組もうと思います。

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