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[レビュー]IK Multimedia iRig PRO

IK Multimedia iRig PRO

IK Multimedia iRig PRO

iPad用オーディオインターフェイスとして、以前取り上げたIK Multimedia iRig Pro DUOがオススメなのですが、iRig PROの方もAmazonで人気ということで、レビューしてみたいと思います。

IK Multimedia iRig Pro DUOとの違い

IK Multimedia iRig PRO DUOとの大きな違いは、入出力端子がProDUOでは2個備わっていますが、Proは1個になっています。また、レベルメーターもLEDの点滅のみとなっています。

入力端子はXLR/ 標準コンボ・コネクターが採用されていますので、標準的なDTM機器は接続できると思います。1系統なので、ギターやボーカルなど、モノラル直入力でレコーディングするような利用シーンが想定されていると思います。

入出力端子が1系統なので、その分サイズはコンパクトで、ギター用インターフェイスApogee JAMのように手軽に持ち運べるのは有利な点だと思います。

また、IK Multimedia iRig Pro DUOのレビューでお伝えしたように、付属ソフトのボーナス特典は制限されるようです。

また、IK Multimedia iRig Pro DUOとの大きな違いは、バッテリー無しでも動作する点があります。ただ、コンデンサーマイク使用時にファンタム電源を供給するための 9V 電池を搭載できるようになっています。

IK Multimedia iRig Pro DUOとの共通点

IK Multimedia iRig Pro DUOとの違いは、上記で述べた以外ではあまりありません。入出力端子の規格は同一です。また、IK Multimedia iRig PRO DUO同様、MIDI 鍵盤、コントローラー接続用の MIDI 入力端子も装備されています。MIDIキーボードやMIDIコントローラーと自分のiOSデバイスやMacを接続すれば、Core MIDI互換のアプリやシーケンサーで動作させることができます。

ほか、IK Multimedia iRig PROにはLightningケーブル、30pinドック・ケーブル、USBケーブルの3つのコネクター・ケーブルも付属しますので、購入したらすぐに使用できます。

対応フォーマットは24bit/48kHzと、iRig Pro DUOと共通です。また、搭載されているプリアンプも共通で、高解像度なプリアンプが搭載されているようで、ノイズを大幅に軽減されているそうです。

入力コントロールも同じサイズのロータリー型コントローラーが備わっています。恐らく、スマホのように親指で操作するような利用シーンを想定されているデザインだと思うので、使い勝手は良好だと思います。

ルックスについては、特にコメントすることはありません。シルバーのコントローラーが、多少チープな印象を受けてしまいます。

IK Multimedia iRig Proの総合評価

IK Multimedia iRig Pro DUOと違い、iRig Proは鍵盤系楽器の利用というより、ギターやボーカルでの利用を想定していたオーディオインターフェイスだと思います。IK Multimedia iRig Pro DUOの価格差は約7,000円程度なので、私はやはり「大きいことはいいことだ」理論で、iRig Pro DUOがオススメなのです。しかし、ホビーユース&入門用のIK Multimedia iRigなどの低価格のギターインターフェイスでは、満足できない方のステップアップとしてはオススメできると思います。

IK Multimedia iRig Proのスペック

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