話題の民泊wifi、iVideoの契約&使用感レポートです。DTMerの皆様はどんな通信環境なのでしょうか?
最近のDTM環境はダウンロード全盛の世の中、ということで、ソフトもダウンロード販売がほとんどになってしまいました。
ターニングポイントは、MacOSのアップデータが0円でゲットできる代わりに、数ギガのデータをダウンロードしなければいけなくなったことだったと思います。
OSのダウンロード提供を皮切りに、Adobe系ソフトもマイクロソフトも、そしてStudioOneなんかも無料の代わりに何百Gバイトを数時間〜下手すれば半日かけてダウンロードしなければいけなかったりします。
DTM関連のソフトや音源からサンレコなどの雑誌まで、何でもダウンロードな時代なので、通信環境は結構重要になってきていると思います
。しかし、無線ですとdocomo、kddi、SoftBankは7Gの制限があったり、wimaxも謎の通信制限をかけてきたり、MVNOのsimなんかも数ギガ単位で課金されたりと、LTEになってスピードはUPしているのに、パケット通信環境は非常に高コストになってしまいました。
この状況は、ダウンロード命のDTMユーザーにとって非常によろしくない。
そこで何かいい環境はないものか?と某2ちゃんをチェックしていると、通信量無制限(?)の「民泊wifi」なるものがあるらしいとのこと。早速契約してみました。
iVideo、民泊wifiって?
iVideoという会社の回線を契約してみました。他に、Fujiwifi、Transfoneとかいう会社もあるそうなのですが、iVideoが一番安かったです(2016年12月24日現在)。
iVideoはソフトバンクやauのLTEモバイル端末を、海外の観光客向けにレンタルしているサービスです。あくまでも観光客向けなので、短期間の利用がメインだったのだろうと思いますが、最近どうやらその回線を月額固定利用者にも提供しているようです。
本来、旅行者向けの一時利用想定なので、2016年12月24日時点では、通信制限はないようですが、この先どうなるかわかりませんので、注意が必要です。(DTMNAVIでは責任は持ちません)
iVideoに契約する
契約はいたって簡単で、iVideo(http://www.ivideo.com.tw/japanese/)のサイトより、ユーザー登録を行い、クレジットカード決済で申し込むだけです。
今回私は、レターパックで自宅に送付していただくように申し込みました。すると約2日後ぐらいにポストに端末一式が投函されていました。
iVideoの付属品に注意
iVideoはあくまでも「レンタル」なので、紛失時のルールが細かくあります。
デポジット(19900円)
レンタル商品の返却を確認してから事前承認が解除されるまでの時間は、45日もしくは90日となります。(各銀行によって異なります。)
商品をお受取になられましたら、お使いになる前に付属品が全て揃っているかご確認ください。付属品が不足していた場合や、ルーター本体を破損又は紛失された際は、直ちに弊社までご連絡ください。お客さまによる本体の破損、又は紛失は、デポジットを全額請求します。SIMカードを抜かないでください。SIMカードを破損又は紛失の場合、3000円を請求します。
とあります。また、賠償額も
- 賠償価額
- 本体:19900円
- ケース:600円
- USBケーブル:300円
- アダプター:600円
- 電池カバー:1500円
と細かく指定されているので、付属品のチェックには、注意が必要です。
ちなみに、解約は、付属品に備わっているレターパックで期日までに一式を返却するだけなので、シンプルでわかりやすいです。
iVideoはリアルな”LTE”
契約してからしばらくYouTubeやソフトのアップデータをダウンロードしてみたのですが、MVNOのsimやwimaxよりも非常に高速です。スピードテストでチェックしたところ、60Mぐらい出ていました。
iVideoはソフトバンクの回線なので、ソフトバンクのLTEのスピードがそのまま出ていることになりますが、ここまで快適とは思わなかったです。音源ネタのダウンロードがはかどります!
iVideoを延長する場合は?
到着して1週間程度使ってみたのですが、特に規制が入ることもなさそうですし、値上げがあるとのことなので、さらに10ヶ月分、延長申し込みを行いました。延長は、マイページよりポイントをクレジットカードで購入し、いつまで利用するか、日時を指定してポイントを消費します。
iVideoのサイトの仕組みがしょぼいのか、私は1ヶ月分3,000円のところ、何故か2倍の額を引き落とされそうになりました。ポイント登録を行う前にメールで問い合わせたところ、1時間程度で正しいポイント額に差し引かれるよう対応していただきました。
私がたまたまだったのかもしれませんが、サポートには好感が持てました。
民泊Wifi、iVideoまとめ
iVideoやFujiwifiなど、いわゆる民泊wifiというサービスは、SoftBankがdocomoやauのシェアを奪うために法人契約で行っているサービスなのかもしれません。ただし、昔のwimaxのように、近い内に通信規制が入る可能性が十分ありそうなので、快適な無線通信環境を楽しむなら、今がチャンス!かもしれません。