【実機レビュー】Xvive XV-U2ワイヤレスで新世界!スタジオ練習とライブで3ヶ月使ってみた

ギター/ベースのデジタルワイヤレスシステムXvive XV-U2の実機レビューです。9月に購入してスタジオ練習、Xvive XV-U2を11月のライブまでフル活用して気づいたことをレビューしています。

最初に言っちゃいますけど、Xvive XV-U2は今年のベストバイの一つ、(大げさですが)ギターの世界が広がります。

Xvive XV-U2の特徴

Xvive XV-U2はギターシールドの代わりにギターとアンプ(またはエフェクター)をワイヤレスでつなぐ小型軽量のデジタルワイヤレス・システムです。

4チャンネル同時に使用でき、USBで1.5時間ほど充電したあと、約5時間ワイヤレスで動きます。

Xvive XV-U2の転送仕様は24bit/48kHzで、レイテンシーは6ms未満と約30m離れても動作するそうです。24bit/48kHzはiPad向けギターインターフェイスと同規格だと思います。

Xvive XV-U2を箱から開け、実際触ってみると予想よりも軽かったです。電源を入れてギターとアンプに接続すると、数秒であっけなく接続できました。「え、これだけでワイヤレス?」と拍子抜けるぐらい簡単でした。

Xvive XV-U2をスタジオ練習でフル活用してみる

Xvive XV-U2を9月初旬に購入して、スタジオに6〜8回毎回持ち込んで活用してみました。

まず、Xvive XV-U2の外装はプラスチックなので、ギターやエフェクターに接続したまま運搬するとすぐ壊れそうです。ギターやエフェクターからは外して、チューナーやピック類と一緒に袋か何かに入れておくと安心だと思います。

Xvive XV-U2を使った練習は快適で、まずアンプからスタジオの端までラクラク移動できます。狭いスタジオの中で動き回れるので、シールドの長さを気にしながら移動することはありません。他のメンバーとシールドが絡み合うこともありません。

スタジオでの利用でXvive XV-U2を使ってみて、一番良かったことは、Xvive XV-U2を接続しておけば、シールドが絡む心配もなくアンプから離れて音質、ボリュームをチェックできることでした。まさにストレスフリーです。なんて快適。

Xvive XV-U2を使った音質は、シールドよりもちょっと固いかな?という印象がありましたが、これといって特に気になることはありませんでした。

Xvive XV-U2をスタジオで使ってみて困ったこと

といった具合で、ほぼ毎週スタジオ入りするごとに、Xvive XV-U2を使っていましたが、やがて1回2時間の練習で3回目ぐらいで音が途切れるようになりました。仕様通り、5時間ぐらいでバッテリーが切れるらしく、鳴らすと音がポツポツ途切れて来ました。一応予備のシールドで、その日の練習はしのぎました。他のメンバーもXvive XV-U2を狙ってたらしく気になってたようで、Xvive XV-U2を外すと「あれ、今日は使ってないの?」と気にしていたみたいです。

Xvive XV-U2の電池の減り具合は分かりにくく、Xvive XV-U2のLEDよりも実際の音で判断するしかなさそうです。

ちなみにXvive XV-U2の混信についてですが、6〜8回の練習の中、Xvive XV-U2が混信したことは一切ありませんでしたが、バンドメンバーや他のスタジオで使っている人がいる場合は、チャンネルを切り替える必要があります。

慣れれば問題ないのかもしれませんが、設定方法も少々わかりにくいので、スマホに公式ホームページにある説明書のpdfを入れておくと安心です。

Xvive XV-U2の「うっかり」にご注意

スタジオで練習する中、一度だけ音が鳴らずに焦ったことがあります。Xvive XV-U2はレシーバーとトランスミッターの形が同じなので、ギターとアンプ(エフェクター)どちらに刺しているのかわかりにくいです。表に書かれてある文字で判断するしかありません。ライブハウスの暗い場所だと、結構焦ると思います。

言わずもがな、ですが、レシーバーをアンプ(またはエフェクター)に接続、トランスミッターをギターに接続です。

Xvive XV-U2をライブで使ってみた

スタジオ練習もストレスフリーだったXvive XV-U2を、11月本番のライブでも使ってみました。

まずはリハで動作チェックしてみたところ、周りのPA機器との混信を気にしていましたが、全くありませんでした。

当日は3曲ほど演奏しました。1曲目はアンプの裏で移動なし、2曲目はソロの時に左から右前に移動、3曲目はフロント中央でギターを振り回してました(笑)。

メンバーのベースは、ソロになると私がいきなりステージの端から端まで私が動き出したので焦ったそうです。そんなもんです。

ステージでの機材配置は、アンプは5mほど後ろに設置し、シールドでエフェクターボードと接続、エフェクターボードからギターの間がワイヤレスで、約1〜3mほど離れた感じです。

Xvive XV-U2は、見通しの良い屋外で30m離れても届くそうですが、私の場合は、ライブハウスを3〜5mほど移動するだけだったので、全く問題ありませんでした。一度、Xvive XV-U2がどこまで離れて使えるのか試してみたいです。

Xvive XV-U2で気になる充電

Xvive XV-U2の充電ですが、付属のmicroUSB端子ケーブルで充電します。別にスマホ等で使用しているケーブルでも問題ないと思います。

Xvive XV-U2は前述の通り、リチウムイオンバッテリーなので、どこまで保つかはまた一年後ぐらいにレビューしたいと思います。充電時間は約1.5時間だそうなので、ライブ前にスマホのバッテリーで充電しておくこともできます。

Xvive XV-U2の外観

Xvive XV-U2はかなり軽量で、手のひらに2個収まる程度です。中華料理のれんげみたいな感じでしょうか。

Xvive XV-U2の色は8色から選べます。私はどんなギターにも合いそうなシルバーにしました。しかし、プラスチックなので安っぽさは否めません。お持ちのギターに合わせるなどお好みで良いかと思います。

Xvive XV-U2まとめ。ワイヤレスでギターの世界が広がる(大げさ?)

Xvive XV-U2は他製品よりも低価格で中国製、ということもあり、正直なところ不安しかありませんでしたが、3ヶ月フルで使ってみて思うことは、ネットの評判の通り、買って良かったです。

ライブで演奏する中で、動いた勢いでケーブルが絡まないか、何かに引っ掛けて抜けないか、といったストレスから解放されるので、気持ちが楽になります。本当に自由に移動できるので、これまでと違うギターの世界が味わえます。

Xvive XV-U2はAmazonやサウンドハウスで1万5,000円程度なので、動作不安に悩むよりも、サクッと買ってどんどん実戦で試して、自分にあった使い方を見つけるといいんじゃないか?と個人的に思います。

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