[レビュー]NOVATION Launchkey Mini MK2

NOVATION Launchkey Mini MK2

Launchkey Mini MK2はMini NOVAやBASSSTATIONでおなじみのNOVATIONから、iPad用のMIDIキーボードとして発売されています。

これまで、iPadに最適なMIDIコントローラーとして、AKAI MPK mini MK2やKORGのnanoKEY Studioをチェックしてきたのですが、モバイル用途として重要な、サイズ感や重さ、電源の問題など色々ありますが、NOVATIONのLaunchkey Mini MK2は470gと比較的軽量でしかも外部電源不要、結構良さそうなので、レビューしてみたいと思います。

Launchkey Mini MK2の特長

NOVATION Launchkey Mini MK2

Launchkey Mini MK2は、ツマミが8つ、パッドが16個搭載されています。また、鍵盤は25鍵と、小型MIDIキーボードとしては標準的です。

16個のパッドは、LEDで3色に光るそうです。Ableton Liveと連動しているようで、Liveのクリップ色と対応しています。iPad用としては、iOS用のLaunchpadアプリを使用すれば、音源データをアサインしてリズム演奏ができます。

どちらかと言えば、AKAIのMPC系というよりもNative InstrumentsのMaschine系に近い挙動だと思います。

Launchkey Mini MK2、MK1との違いは電源。

NOVATION Launchkey Mini MK2

Launchkey Mini MK2の一個前の製品として、Launchkey Mini MK1があります。旧製品との違いで大きなところは、やはり電源だと思います。

MPK mini MK2と同様、MK1では、iPadとの間に電源供給可能なUSBハブを介す必要があります。屋内での利用なら問題ないと思うのですが、やはりモバイル用途ですので、これはナイスな改良点だと思います。

また、Launchkey Mini MK2では、パッドの反応速度の改善や、ツマミの機能向上がされているそうです。ぐらつきを減らすための堅牢な作りになったともされています。MIDIコントローラーは、軽量なせいか安定性が乏しく演奏に不適なケースもありますので、地味に嬉しい改良点だと思います。

ユーザーの声を拾い上げて改良していく点は、恐らくMaschineなどの他社メーカーを見習っているのでは?と思うのですが、NOVATIONのような海外メーカーがそのような開発方針をとっていることは、ありがたいことだと思います。

Launchkey Mini MK2の付属ソフト

NOVATION Launchkey Mini MK2

付属ソフトはソフトシンセのBass StationとV-Stationが付属します。10数年前に流行ったBass Stationがアプリになってしまったのは、元所有者として複雑な感じです。ほか、Ableton Live Lite9とLaunchpad appも付属します。

さらに、優秀なシーケンサーだけでは楽しめませんので、なんと1G分ものループ素材集、Loopmastersが付属されるそうです。海外製品としては、結構太っ腹だと思います。

Launchkey Mini MK2の外観など

NOVATION Launchkey Mini MK2

外観は黒いプラスチック製ですが、前述しましたようにパッドはゴム(樹脂?)製で光ります。パッドだけではなく、オクターブ変更類のボタン類はすべて柔らかめの素材ですので、使い勝手がよさそうです。ツマミも固めのプラスチックではなさそうです。

サイズは横幅が32.5cm、厚さが4.3cm、重量が470gです。サイズはnanoKey2と同じで、A4ノート並み、軽量なので持ち運びには苦労しないサイズ感だと思います。

接続には毎度おなじみのApple カメラコネクションキットが必要になります。

アップル Lightning – USBカメラアダプタ MD821ZM/A

Launchkey Mini MK2のまとめ

鍵盤だけでなく、パッド、ツマミも備わっているMIDIキーボードで持ち運びやiPad対応も十分考慮されている製品としては優秀な部類になるかと思います。

2015年8月に発売された製品ということで、iPad向けMIDIコントローラーとしては現行の製品ではベストな選択の一つかもしれません。

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