AKAI MPD218のレビューです。MPD226、MPD232と続き、最後は最も小型のMPD218をチェックしたいと思います。割り切った使い方をする方向性で、個人的におそらくこれが一番オススメだったりします。
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MPD218の特徴
MPD218は、前モデルMPD18から6年ぶりに改良を加えた製品ということで、前モデルより6つのノブと3バンク機能が新たに搭載されているそうです。また、パッドも4×4のAKAI伝統の構成で、バックライトも備わっているため、暗い場所での操作も便利です。
持ち運び想定で作られているMPD218
他のMPDシリーズと比較して、MPD218はモバイル用途としても有利だと思います。改良点として、USBバスパワー駆動でACアダプタは不要とのことです。また、当然ながらiPadにも例のApple Camera Connection Kitを使用して接続できます。接続方法はMPD218のNOTE REPEATボタンを押しながら、別売のお手持ちのiOSデバイスとUSBケーブルで接続するそうです。非常に簡単な接続方法だと思います。
アップル Lightning – USBカメラアダプタ MD821ZM/A
MPD218の外観や重量など
MPD218の外観は、他のMPDシリーズと同様、黒いプラスチック製です。しかし、パッド側面の色が赤一色なので、カラフルな他シリーズとは異なり、引き締まって見えます。
重量は0.75kgということで、iPadとセットにして持ち出しても苦労することはないと思います。
MPD218の共通仕様
他のMPD232、MPD226と同じく、付属ソフトはAbleton Live Lite、AKAI professional MPC Essentials、SONiVOX Big Bang Cinematic Percussion、SONiVOX Big Bang Universal Drumsと共通で十分すぎると思います。
MPD218は圧倒的に安い!
MPD232の定価が39,800円、MPD226は29,800円、と価格設定されている中、MPD218の定価はなんと14,800円です!フェーダーとシーケンサーはありませんが、付属ソフトも豪華、パッドだけの使用として割り切って使う分には、格安価格だと思います。ちょっと試してみるぐらいの感覚で、購入できるんじゃないかと思います。
MPD218のまとめ
MPD218をチェックしてみましたが、MIDIコントロールパッド系ツールの購入ポイントは、これまでも述べてきましたが、割り切りが重要かと思います。
デバイス一台完結で本格的につくり込むならば、MPC TOUCHや最近登場したMPC STUDIO BLACK、Maschine Studio、Ableton Push 2などのほうが、費用対効果的にいいのではと思います。
ただ、DTMはその人それぞれにあったDTM作曲の「型」を作りルーティーン化することが大事(というか、それが醍醐味)だと思うので、結局はいろんなものを試して、必要なデバイスを試行錯誤して取捨選択していくしかないと思います。
そんな意味で、MPD218はドラムパッドに機能をそぎ落としているという点で、MIDIコントロールパッドのいい選択肢になるのではと思います。オススメ。