NOVATION LaunchPad mini MK2をチェックしてみたいと思います。LaunchPadアプリの凄さに驚いた前回のNOVATION Launch Controlに続き、NOVATIONの製品ですが、iPadにベストなMIDIコントローラーの大本命の一つになりそうです。
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旧製品のLaunchPad miniと比較もしてみます。
Launchpad Mini MK2の特長
Launchpad Mini MK2は、縦8×横8=64個のグリッドに並べられたバックライトつきパッドと、8個の丸型システムパッドと8個のファンクションパッドで構成された正方形の板状のコントローラーです。Launchpad 「Mini」なので、大型のLaunchpad Proもあります。
PCやiPadに接続して、Ableton LiveやFL Studio、Launchpadアプリを起動して操作するようになっています。Ableton Liveなら、クリップやシーンの操作、ボリュームなどのコントロール、FL Studioなら、ピアノロールでの演奏や、エフェクトやサンプルのトリガーなどができるようです。USBで接続するだけで、特別な設定は不要と思われます。
どうやってAbleton Liveを操作するのかイメージがわきにくいと思いますが、Launchpad Mini MK2の上部にある丸いパッドでトラックのグループを選択し、選択した列の四角のパッドを選択すれば、設定したループの再生が開始する、といった操作になります。一度使えば、悩むことなくすぐに覚えられると思います。
Launchpad Mini MK2の付属ソフト
Launchpad Mini MK2には、Ableton Live LiteとLoopmasters著作権フリーサンプルコレクション、Bass Stationソフトシンセサイザーが付属します。Ableton Live Liteに音源サンプルを仕込んでしまえば、これだけで十分楽しめると思います。
Launchpad Mini MK2とLaunchpad miniとの違い、改善点
Launchpad Mini MK2と旧製品Launchpad miniの違いは、各種サイトをチェックしてみたのですが、なんと、特にないそうです(!)。ならば旧製品を安くゲットしてもよいかと思うのですが、ただ、新しいソフトに対応していない可能性もあるそうなので、注意は必要かと思います。
Launchpad Mini MK2の外観
Launchpad Mini MK2の外観は、ゴム状のパッドと黒いプラスチックの板で構成されています。側面に小型USBポートがあります。
サイズは縦18.5cm横18.5cm高さ1.6cm、重量は428gとiPadよりも軽量なので、持ち運びには困らないと思います。喫茶店などでも、iPad miniと横に並べて操作できるサイズだと思います。
Launchpad Mini MK2をLaunchpadアプリで楽々操作
Launchpad Mini MK2を実際iPadと組み合わせる場合、やはり純正のLaunchpadアプリで使うのがベストです。
iPadでLaunchpadアプリを起動し、再生したいループの入ったブロックをパッドで押しながら、ドラム、ベース、メロディなどを組み合わせれば、あっという間に曲ができてしまいます。パッドの上段がトリガー、下段がエフェクトになっているので、操作は非常にわかりやすいです。
文章で説明してもわかりづいらいので、こちらの動画をご覧ください。
操作性は最高だと思います。NOVATION Launch Controlを組み合わせば、大抵のことはできてしまうかもしれません。
Launchpad Mini MK2まとめ
Launchpad Mini MK2は、様々なアプリのMIDIコントローラーとして、使い勝手がよいと思います。
このレビューを書く前は、ただの「正方形の板(失礼)」ぐらいにしか思ってなく、また、iPadでLaunchpadアプリを操作すればLaunchpad Mini MK2なんて不要では?(それぐらいLaunchpadアプリはよくできています)と思っていたのですが、専用コントローラーがまさに「操作を拡張するツール」として機能しているので、想像以上に便利になることが分かりました。
値段もAKAI MPCやAbleton Push、NATIVE Instruments Mashine、さらには、最近発売されたPioneer TORAIZ SP-16などのグルーブマシンと比較して格安ですし、iPadとセットにして、外に持ち出して簡単に曲を作るためのツールとして、Launchpad Mini MK2はかなりおすすめです。