[レビュー]NOVATION Circuitで最短作曲への第一歩!

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音楽制作統合マシン第一弾のレビューはNOVATION Circuitです。NATIVEINSTRUMENTS MACHINEシリーズやAbleton PUSHなどはPCに接続しなければ動きませんでしたが、NOVATION Circuitは単体で動作します!

今回、音楽制作統合マシンのレビューは、果たして本当に、「曲を素早く作ることができるかどうか?」を主軸に置いてチェックしてみたいと思います。

と言いますのも、一体何の為に、このジャンルの機材を購入するのでしょうか?夜に映えるおしゃれなインテリアでしょうか?それともライブの飛び道具でしょうか?そのあたりを突き詰めて考えていくと、「俺は手っ取り早くカッコイイ曲を作りたいんだ!」っていう理由が一番にくるだろうと思います。

というわけで、いきなり本命の一つ、NOVATION Circuitをチェックしてみたいと思います。

Contents

NOVATION Circuitの概要 -モバイル用途にもGood!-

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NOVATION Circuitは、8つのつまみに4×8=32個のパッド、ほかにいくつか機能ボタンを集約した小型マシンです。2つのシンセパートと4つのドラムパートがあります。内蔵音源とUSBケーブルからのサンプルデータの取り込みができます。

また、NOVATION Curcuitにはスピーカーが備わっていたり、電池駆動で単三電池6個で動作したりと、モバイル用途に非常に優れています。

Youtubeの動画もいくつかアップされていますが、森や海などでアンビエントミュージックを作るには最強ツールじゃないでしょうか。

(海のお供にNOVATION Circuit!)

(山のお供にもNOVATION Circuit!)

NOVATION Circuitの機能。簡単に一曲作れてしまいそうです。

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NOVATION Circuitは公式サイトに「数秒でアイデアを創出、数分で一曲に」とあるように、曲作りに主軸を置いています。NOVATION Circuitには、1.オーバービュー(デフォルト)、2.ドラムモード、3.パターンモード、4.シンセモード、5.ミキサー&FXモードの5つのモードがあります。

5つのモードのうち、3つのモードを切り替えて曲を作成します。ドラムモードでドラムを打ち込み、シンセモードでウワモノを打ち込み、パターンモードで並べ、ミキサーとFXで追い込んで完成です。これだけの機能をたった一台で完結できてしまいます。

NOVATION Circuitのパッドのうち、左から2列がシンセ1、さらに2列がシンセ2、右の4列がドラムです。どこを押せばいいのか表に書いてあるので、余計なことを考えなくて済むので、わかりやすいと思います。

ドラムモードに切り替えるには、パッドの一行目を押すと切り替わります。自動的に順番にキック、スネア、シンバル、ハイハットと並ぶようになっています。上の二行がキック、下の二行がスネアになり、16ステップのステップシーケンサーになっています。パッドをタップすれば、そのパッドが光り、順番になっていく、という仕組みです。

シンセモードは、上の2行がキーボード、下の2行がパターンになります。NOVATION Circuitのパッドは、なんと上の2行が鍵盤と同じ構成になっていて、上の一行が黒鍵、下の一行が白鍵が割り当てられます。このあたり、NATIVE Instruments MaschineやAKAI MPCシリーズにはないパッド構成の利点があります。

下の3行と4行はパターンモードで、各パッドをタップすると、16個のスケールが選択できます。メジャーマイナーからドリアン、フリジアン、ラーガ?と、理論を知らなくても、どのスケールにするか選択するだけで、それっぽいフレーズができてしまいます。

最近CubaseやAbleton Pushでは、コードやスケールに関連する機能が備わってきていますが、NOVATION Circuitほど簡単に呼び出すことは難しいのではないか?と思います。

と、ここまで文章で長たらしく説明してもわかりづらいので、ハイ・レゾリューションの動画を見ていただくのが、一番わかりやすいかと思います。

NOVATION Circuitのシンセ部分

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NOVATION Circuitは、曲を作るための機能が豊富なのですが、モノフォニック(単音)とポリフォニック(和音)シンセが備わっています。各つまみには、オシレータ、エンベロープ、フィルター、モジュレーションが備わっています。シンセだけでなく、ドラム音もつまみで編集できます。

NOVATION Circuitのミキサー

NOVATION Circuitでミキサー&FXモードに切り替えると、パッドの縦列がミキサーに置き換えられます。一列目がミキサーのミュートになり、タップするとミュートされます。また、つまみがボリュームになり、ボリュームを調整することができます。

NOVATION Circuitのエフェクターは、FXボタンを押すとパッドの下2行に、様々なエフェクトがアサインされます。どうもこのあたりの配列はNOVATION Launchpadのインターフェイスと似たような構成だと思います。これが非常にわかりやすい。

NOVATION Circuitの外観

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機能が盛りだくさんのNOVATION Circuitですが、これだけ豊富な機能を備えながら、横幅24cm縦幅20cm、高さ3.5cmとかなり小さいです。MacBook Airの2/3ぐらいのサイズ感です。重量は記載がありませんが、モバイル用途が前提なので、1〜2kg程度かと思います。

NOVATION Circuitの拡張性

NOVATION Circuitの端子は、LR OUT端子、MIDI IN/OUTが2個、USBポート、ヘッドフォン端子とあります。電池は単三電池が6本必要です。

また、この手の製品ではおなじみのAbleton Live Liteに加え、1GBの著作権フリー素材もありますので、NOVATION Circuitがあれば何でもできるかと思います。

音源の取り込み方法ですが、拡張ツールNOVATION Circuit(サーキット・コンポーネンツ)を使用します。初めて聞きましたが、このソフトはGoogle Chromeで動作します。NOVATION CircuitをUSBケーブルでPCに接続し、FacebookなどのSNSアカウントでログインすると動作します。

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Circuit Components では、Circuitの各スロットに、ドラムやワンショット、クリック、コード、サンプル、シンセ音など任意のサンプルを最大60秒インポートすることができます。Chromeで動作するなんて、よく考えられていると思います。

(音源のインポートフロー解説)

また、音源も様々なパラメータ編集ができるようで、機能として十分かと思います。

NOVATION Circuitのまとめ

NOVATION Circuitについて熱くレビューしてきましたが、いろいろある音楽制作マシンのうち重要なのは、「果たして自分に馴染むかどうか?」が重要だと思います。使用していく中で、機能をフルに覚えるまでに時間がかかってしまうのがDTM系マシンの常ですが、NOVATION Circuitの場合、電源を入れるだけですぐに制作できてしまいます。

AC電源、スピーカー、ヘッドホンに接続しなくてもすぐ動作し、何か物足りなくなって新しい音源が必要な場合は、USBケーブルを挿していつものブラウザを起動するだけ、という、NOVATION Circuitは、徹底的に音楽制作にまつわる不要なストレスを省いた製品だと思います。

amazonのレビューも好評なようですし、定価が43,000円(税抜)で、amazonで33,921円(税別、10月16日現在)と、他社製品よりも格安!私は早速購入します。

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