【使い方比較】IK Multimedia iRig Pads

IK Multimedia iRig Padsをチェックしてみます。お手頃なライブDJ演奏機材として、IK Multimedia iRig Padsは使えるのか、AKAI MPX8MPD218と使い方を中心に比較してみたいと思います。

IK Multimedia iRig Pads

Contents

IK Multimedia iRig Padsの特徴

IK Multimedia iRig Padsは、4×4=16個のMIDIパッドコントローラーで、iPadやMac/PCから音源を鳴らすタイプの機材です。音源をiPhoneやPC付属ソフトでアサインした後、USBケーブルで接続して鳴らします。

IK Multimedia iRig Pads

IK Multimedia iRig Padsにアサインした音源は、パッド左にある2個のつまみとスライダーでリアルタイムコントロールできます。また、設定した音源は16個のパッド単位の「シーン」で保存・読み出しできます。NIのMashineシリーズと似たような機能かと思います。

ほか、IK Multimedia iRig Padsの電源は、バスパワー対応なので不要です。

IK Multimedia iRig Pads

IK Multimedia iRig PadsとAKAI MPX8との違い

IK Multimedia iRig PadsとAKAI MPX8の大きな違いは、音源をどこで管理するか?だと思います。AKAI MPX8は、PCで編集した音源をSDカードに保存して読み出すのですが、IK Multimedia iRig Padsの場合は、編集したPCやiPhone、iPadを接続したまま使用することになります。

AKAI MPX8は、マシン単体で動作するので、取り回しはいいかもしれませんが、逆に、データを移動する手間がかかってしまいます。その辺りは、ライブでPCやiPadを立ち上げて演奏するか、それともPCレスで演奏するか、アーティストの演出や方向性の違いで決める感じになるかと思います。

IK Multimedia iRig Pads

IK Multimedia iRig PadsとAKAI MPD218との違い

IK Multimedia iRig PadsとAKAI MPD218を比較してみると、ベロシティに対応した16個のパッドでどちらもPCの音源を再生するタイプということで、一見大きな違いはなさそうに見えるのですが、実際の違いは結構あると思います。

で、何かと言いますと、iPad/iPhone系への接続の容易さや音源ライブラリの充実っぷりもあると思うのですが、それではなく、パッドの「硬さ」なんじゃないか?と思います。

IK Multimedia iRig Pads

前述した通り、IK Multimedia iRig PadsのパッドはNIのMaschine系で、パッドは打楽器的に叩くよりもコントローラー的な使い方を意識して、AKAI MPD218はMPCの伝統から叩くことにベクトルが向いていると思います。IK Multimedia iRig Padsのパッドは、シーンやアサインごとに赤、黄、緑と変化し、メモリを読み出したり、ステップシーケンサー的な使い方が想定されています。

IK Multimedia iRig PadsにもiRig Pads Editorという強力なソフトが付属

AKAI MPX8もAKAI MPD218も、PC上でハードを模したインターフェイスの専用ソフトが付属していますが、IK Multimedia iRig PadsにもiRig Pads Editorという、見た目まんまの専用ソフトがあります。

IK Multimedia iRig Pads

ただ、少々厄介と思うのは、このiRig Pads Editorに直接音源をインポートするのではなく、あくまでもMIDI信号を、「どこにどのようにアサインするか?」までしか設定できません。音源のインポートや細かい設定は、付属のGrooveMaker2やSampleTank3で操作しないといけないようです。当然ながら、MIDI-音源周りの仕組みはAKAI MPD218も同じです。

IK Multimedia iRig PadsにもSampleTank3ほか充実の音源が!

IK Multimedia iRig Padsには、合計6.5Gの400音色、150種類のMIDIライブラリが付属するSampleTank3 SE for Mac/PCが付属します。さらに、300MB以上50種類のバーチャルインストゥルメント、50種類のMIDIライブラリが付属するThe Gridも付属、とお腹いっぱい状態です(笑)。

「SE」とはいえ、この価格でSample Tank3が手に入るのはお得かと思います。AKAI MPX8のレビューでも書きましたが、DTMコントローラー界隈ではソフトとハードの価値逆転現象が起こってしまって、時代は変わったなー、とつくづく思います。

IK Multimedia iRig Padsの外観など

IK Multimedia iRig Pads

IK Multimedia iRig Padsのサイズは、横22.1cm 縦 24.6cm 高さ 5.9cmと、AKAI MPD218より少々大きいサイズです。重量は0.82kgとiPad程度なので気軽に持ち運べます。

IK Multimedia iRig Padsまとめ

IK Multimedia iRig PadsとAKAI MPX8、AKAI MPD218を比較してみましたが、それぞれ似ている製品とはいえ、注意が必要かと思います。

簡単にまとめてしまうと、MIDIでドラム音源意外も色々コントロールして、音源もあまり持っていない人にはIK Multimedia iRig Padsがオススメできると思います。逆に、PCレスの本体だけでコントロールしたい人はAKAI MPX8、パッドを叩いたり、ドラムの打ち込みに特化したい人はAKAI MPD218がオススメかと思います。

全部揃えてみて、気に入ったものを残す、でもいいかもしれません(そうやって、私のように沼にハマっていくわけですね、泣)

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